バイアグラのジェネリック医薬品は大半がインドで製造されています
バイアグラはアメリカのファイザー製薬で製造されたのが始まりです。
1990年代前半に狭心症のお薬として開発製造されたのですが、臨床試験において狭心症改善効果には思うような結果が出なかったのです。
しかし勃起作用があることが判明し、勃起効果の方で販売に至ったのです。1998年にアメリカで販売を開始して、少し遅れて日本でもバイアグラの販売が始まりました。
これがED治療薬バイアグラの歴史です。
そもそも最初は勃起不全改善効果ではなく、狭心症のお薬という事に驚きです。
バイアグラの製造はアメリカなので、ジェネリック医薬品もアメリカだと思いがちですが、実際はインドなのです。
インドには2005年まで物質特許が定められていなかったのです。国際特許が残っている医薬品でも2005年以前から製造販売されていた薬に関しては特許の権利を保有している製薬会社に定められた費用を支払えば、合法的に発売が可能になっているのです。
日本ではED治療薬のジェネリック医薬品はコピー商品と位置付けられていますが、インド国内においては正規品として販売されているのです。
特許の関係で日本などではバイアグラのジェネリック医薬品を販売できないのですが、個人輸入なら問題なくジェネリック医薬品を購入できる理由はこれだったのです。
ですからバイアグラのジェネリック医薬品の大半はインドで製造されているものという事になります。