バイアグラが危険な薬ではありません
バイアグラはED(勃起不全)の改善に有効なお薬ですが、その一方で危険なお薬だと勘違いされている方もいると思います。
危険だと思われている理由にバイアグラを飲んで亡くなった方がいると言うのが関係しているはずです。
そのあたりについて詳しく説明していきます。
そのお話は1998年の出来事が関係しています。
1998年という事は日本でバイアグラが発売される前の年です。
友人からバイアグラを1錠貰った60代の男性が性行為中に亡くなってしまったのです。
この件によって、「バイアグラ=危険」と認識されてしまったのです。
ここだけしか報道されていなければ、死因はバイアグラの可能性も大いにあると思いますが、実際は違ったのです。
なんと、この60代の男性は高血圧と糖尿病と患っていて、その治療の為にニトログリセリンを使用していたのです。
バイアグラは他のお薬との併用は特に問題ありませんが、ニトログリセリンだけは例外です。ニトログリセリンとバイアグラの併用は大変危険で死に至るケースもあるのです。
この男性が亡くなってしまったのはこれが原因なのですが、メディアはそのことについては触れなかったのです。
これでは死因がバイアグラにある様な感じになってしまいます。
本来なら亡くなった方が誤った飲み方をしてしまったと報道するべきですよね?
ニトログリセリンと使用していた事実を伝えなければ、知らない人からしたら「バイアグラで亡くなった」と考えるのは当然です。
こんな事もあって、「バイアグラ=危険」というイメージが付いてしまったのですが、最近ではその誤解もなくなってはきましたが、事実を知らないのでそのイメージを持ち続けている人もいると思います。
ハッキリ言いますが、バイアグラが死に至る可能性があるお薬だとしたら、世界中でここまで使用者は多くないと思います。
バイアグラは正しく使用すれば特に問題はありません。
バイアグラが危険だと思っている方は、この事実は知っておいていただきたいと思います。